半田ごてを使って箔押し加工はできる?

今回は、100ワットのコテを使って箔押し加工に挑戦です。 弊社の扱っている100ワットのハンダコテはコンセントに繋ぐと、約550℃近くまで加熱します。(ハンダコテ販売店資料による)これでは、箔押しには使えません。

箔押しに適切な温度は約110°~140°… 状況にもよりますが、ほぼその間の設定温度が適切温度という事になります。なので、今回は”温度調節器”パワーコントローラーで大まかに温度を調整していきます。 もちろんスライダックでもokです。スライダックは専門的で高価なので今回は外しました。”を用意しました。

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ハンダコテのプラグを直接このパワーコントローラーにつなぎ、次にこのパワーコントローラーをコンセントに繋ぎます。パワーコントローラーのツマミに合わせて温度調節をしますがきっちりした温度表示が無いので確認し辛いですが… このパワーコントローラーの設定温度を最低”MIN”に合わせてコテを繋ぐと丁度箔押しに必要な温度設定なったので、約120°~130°前後と思われます。他のワット数のハンダコテを繋いだ場合は設定温度も変わると思うので、その都度確認して下さい。焼印は真鍮製のロゴを使用しました。サイズは約2cm×2cm

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ま、この接続状態で、とにかく箔押しに挑戦してみました。

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わりと綺麗に押せました。 今回使用した紙は一般的な名刺用の紙のような厚み、次にクローム革に…少し柔らかめで、厚みが約1.5mm程度の黒い革です。

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これは、なかなか関門です… 柔らかく厚みがあるので、ちょっと箔が付き過ぎた感じです。使用した版は真鍮深堀版なので版の深みの問題ではありません。やはり温度かな?この辺り微妙ですが…..クオリティー的にこれが実際の感じです…

やはり、ハンダコテを手で押すとなると、ホットスタンプを使って箔押しをした様には綺麗に平行に押す事は至難の技です。結果、この様な事になります。しかし、熟練すれば又可能な…な感じもしますが…正確に箔押しするのはかなり厳しいのが感想です。


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