【木に焼印する前のチェックポイント!】木製のコップ(ヒノキ)の底に焼印がしたい・・・

焼印がきれいに入る絶対条件としてあるのが、焼印の印面が素材の加工したい場所にあたっていること。 焼印自体は、金属(真鍮やステンレス製)なので、印面は通常仕様ではまっすぐです。 例えば、木によくあるケースですが、木目・年輪のようにパっとみた感じでは水平に見えているものでも、焼印をおしつけてみたら焼き目が入っていない・・・ 表面の凹凸により、素材にあたっていない部分はもちろん焼き目が入りません。 今回のご依頼では、ろくろで形成している木のコップの底面が焼印をいれたい位置になります。 すり鉢状にへこみがあるわけでは無いので、問題なく焼印はできそうな感じです!

木製コップの底面に焼印!

試し押しのご依頼の際には、試してほしい道具のご希望があればご対応させていただきます。 電気式焼印でのご希望ですので、焼きゴテをつかってテストしていきます。 事前におおよその焼印のサイズの打ち合わせをさせていただいてましたので、うちが持っている焼印のデザインやサイズが近い焼印をつかっていきます。 電気ゴテをコンセントに差し込んで約10分経過してからの仕上がりです。 寿の文字のまわりの放射状の影は焼きにじみにより少し色がついてしまっております。 押しつけ時間は約2秒程度。きれいに焼き色をつけたいあまり長めにおしあててしまう方が多いようです。

木の素材への焼印では、表面の凹凸に注意が必要です。

無印で買ってきたかわいい木製トレーに焼印しようとした際に、お店では気付かなかったなだらかな曲線があった事(見た目にはいけるやろうと思って高いけど即買い)で見事に失敗をしてしまいました・・・ その木製トレーにつかわれていた木の種類が硬かったというのもあって、ごまかしが全くききませんでした。杉やひのきのようにやわらかめの種類の木であれば、多少の凹凸は焼きで押し込むことができます。樫やけやきなど硬めの木でもフラットであれば焼印が可能ですが、より表面具合を確認していただく事が失敗しないポイントです!

最後に

いろいろな素材に焼印加工はできますが、基本的には焼印があたたまっている状態での押しつけ時間は短い方がきれいな仕上がりになりやすいです。 以外ですが段ボールに焼印する際の押しつけ時間って結構かかります。10秒ぐらい。しぶといんです、紙が素材だからすぐに焼き目が入るイメージだったのですが・・・梱包用の資材の段ボールにうちの焼印を入れて内職をしたことがあるのですが、時間がかかり過ぎて心が折れてやめました・・・ 木に焼印をする際のご参考にしていただければ幸いです。 いつも最後までお付き合いいただきありがとうございます。 木に関連するご紹介記事の一覧はこちら

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