３月最後の試し押しのご紹介になります。今日のご依頼は、合皮のスマートフォンケースです。ホットスタンプと真鍮文字アルファベットを使って早速試し押し開始いたします！ 製品への名入れの注意するポイントもあわせてご紹介させていただきます。ご参考にしていただけましたら幸いです！
ミラーやカード入れ、スマホをはめるカバーなどいろいろなスマホケースです！ こちらのスマホケースの素材は合皮、温度調整をすることで焼印（焼き目でロゴを表現する）以外の型押しと箔押し加工をすることができます。焼印加工は、高温の加工となりますので、合皮素材への加工はできません！
ホットスタンプで温度調整をしながら、まずは型押し加工からいきます縫製後の製品へのロゴ入れ・名入れで、注意するべきポイントは、ロゴを入れる部分が水平かどうかになります。たったそれだけなのですが、綺麗な加工をするには、このまっすぐにキープできているというのが最大のポイントになります。
お財布やバッグなどでもよくあるのですが、カード入れ、小物入れの縫製されているパーツに近い部分にロゴ入れをする場合、一見するとフラットに見えていますが、手でギュッと押さえると、段差があることを確認できます。 加熱した文字や刻印をぐぃっと押し当てた際に、段差（高低差）があると低い方が薄くなったり、箔押しなどでは、箔がつかないことがあります。
カード入れと、ミラーのパーツの端が段差を生み出しております！手でおさえるとわかる！ 高低差、段差を何かで水平に埋めてあげることで問題なく加工をすることができます。革製品では、縫い目（スティッチ）に近い部分もなだらかな段差ができることがありますので、あまり端に近すぎる位置への名入れはおすすめいたしません。
今回はゴムマットをカットして下敷き代わりに差し込みました！厚紙でも良いかもです！
設定温度120度で3秒ぐらいの押し付けでこの仕上がりです！
ついでの箔押し加工、合皮素材への箔押し加工は綺麗に決まりやすいです！
次にケースにプラスチックのカバーがついてるスマホケースへの加工です！
加工する場所にもよりますが、製品をホットスタンプにセットする際の高低差を何かでうめてあげます。今回は木の端材を使いました。下に敷くものは、硬くてもちろん水平であることが条件です！
細かいロゴも縦幅5ｍｍの文字もきれいに型押し加工がはいっています！
パーツが少ない、フラットに近い製品では、そのままホットスタンプにセットして加工！
箔押し加工もバッチリ入りました！量産する際には、位置決めの治具を用意しましょう！ 今回は、合皮のスマートフォンケースでしたが、ロゴ入れ・名入れ加工をする際には、水平にキープできているかをチェックする！これは、どんな加工でも同じ注意ポイントなのでご参考にしていただけましたら幸いです。
